〒739-0016 広島県東広島市西条岡町10−10
広島県では、「宇宙」をテーマとした科学技術への先進的な取り組みが進められています。
本イベントは、技術と理論の両面から広島での宇宙に関する研究成果を紹介するシリーズ企画です。
毎回第一線で活躍する研究者や技術者をお招きし、社会課題解決の新たな可能性を探るとともに、参加者の皆様の知的好奇心を刺激し、豊かな地域社会の実現を目指します。
第2回目のテーマは「東広島天文台の観測で見えた新たな宇宙像」です。
広島大学が誇る「東広島天文台」は、口径1.5メートルの「かなた望遠鏡」を擁する西日本最大級の観測施設です。可視光と赤外線を同時に観測する独自の技術や、光の振動方向を精密に測定する偏光観測など、他では真似できない特殊な観測手法で宇宙の謎に挑んでいます。
天の川を操る見えない力、星の最期を彩る光の秘密
夜空に輝く天の川や無数の星々。その美しい姿の背後には、私たちの目には見えない「あやつり糸」が存在しています。それが「宇宙磁場」とよばれるものです。この見えない力は、銀河の形を作り、星の誕生と死に深く関わっています。
東広島天文台では、光だけでなく赤外線など、さまざまな観測手段を組み合わせた最先端の研究を展開しています。特に力を入れているのが、偏光という光の性質を利用した宇宙磁場の観測です。
星が爆発する瞬間に放たれる光を詳しく分析することで、宇宙の見えない構造を明らかにしようとしています。
本講演では、東広島天文台の特殊な観測技術が切り拓く、宇宙の新たな姿をご紹介します。見えないものを「見る」天文学の世界へ、ぜひお越しください。
時間 | 内容 |
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講演「東広島天文台の最新観測手法で見えた驚きの宇宙像」 | 14:00-14:50 |
QA | 14:50-15:30 |
<講師プロフィール> | |
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川端 弘治(かわばた こうじ) 広島大学宇宙科学センター教授 超新星やガンマ線バーストなど、宇宙で起こる劇的な爆発現象を専門とする天文学者。 広島大が誇る1.5mかなた望遠鏡を駆使し、重力波天体の光学追跡観測など国際的プロジェクトの最前線で活躍。独自開発の偏光観測装置で宇宙の磁場構造を解明し、星の最期の瞬間や宇宙の進化の謎に迫る研究を推進。 Nature誌をはじめ多数の国際論文を発表。 |
<MCプロフィール> | |
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福岡 浩二(ふくおか こうじ) 「科学を道具にワクワクを集める」キュリオシティ 代表 広島大学 客員教授 長年AIを使った企業改革に関わり、宇宙ベンチャーで事業戦略を経て、現在は科学技術を通じた人材開発・DX社会実装に情熱を注ぐ。 デジタル庁 デジタル推進委員 早稲田大学大学院 電波天文学専攻 理学修士、BBT大学院MBA。 著書「分析力のリアル」「教養としての人工知能」 |
<形式>
会場開催(定員30名)
参加条件:好奇心を持参できる方。小学校高学年以上でも意欲があれば理解できますので親子参加も歓迎。
※現時点ではオンライン配信は行いませんのでご留意ください。
参加費用:無料
<会場>
東広島イノベーションラボ ミライノ
〒739-0016 広島県東広島市西条岡町10−10 べに屋ビル1F
TEL:070-9133-3147
https://www.mirainoplus.com/access/
「サイエンス(科学)」と聞くと・・・つい顔をしかめてしまいませんか? 特に子供のころ理科や数学が苦手だった方は、どうしてもこの言葉を聞くと距離をとってしまいます。 でもサイエンスって本当はもっと身近でもっと楽しいものです。 試験勉強や学習要綱をこなす手段として・・・ではなく、楽しむために関わればこれほどワクワク出来るものはありません。 このコミュニティでは、「宇宙」「生命」「知能」への探求...
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